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Michael Gordon / shutterstock.com

米テキサス州ダラスが突如、"北米で最も自転車シェアリングが盛んな都市"として台頭している。「ダラスマガジン」の調査によると、現在2万台近い自転車がシェアに使われているという。より人口密度の高いシアトルとニューヨークでさえ、それぞれ1万台と1万2000台の規模だ。

ダラスは自転車シェアリング分野で、パイオニアになろうとしているのかもしれない。2月26日、ダラス当局は自転車シェア企業と協力して新たな規制を導入すると発表した。注目すべきはここに至るまでの経緯だ。

2017年8月、ダラスでは「Limebike」や「ofo」など、指定の駐輪スペースを持たないドックレス形式の自転車シェアリングを展開する民間企業に営業を許可した。まず企業に運営を始めさせ、問題が出てから対処する方針にしたのだ。

民間に任せたことによって自転車シェアリングは爆発的に普及し、わずか7か月で2万台にまで台数を伸ばした。「Dallas Observer」によると自転車シェアが盛んなのはダラスの中心エリアで、繁華街やディープエルム、アップタウン、ジョギングやサイクリングで人気のKaty Trailの周辺だ。

もちろん、問題も起きている。自転車が歩道に乱雑に停められている、公園内に大量に駐輪されている、川や湖など不可思議な場所に置かれているなど、サービス開始以来1400件以上の苦情が当局に寄せられた。

当局は問題を調査して2018年内には規制を導入したいとしている。同じく自転車シェアリングの試験導入を行っているダラス近郊のプレイノでは、最近規制案が議会を通ったばかりだ。駐輪できる場所を限定し、駐輪による問題には企業が対処する義務を負うなどの項目が盛り込まれた。

ダラスでも同じような規制が導入されるかは分からないが、まず運営を許可して後から規制する方法は理にかなっていると言えるだろう。ダラスは車社会であり、数少ない自転車愛好家も自転車シェアリングを推すと思えなかったが、需要があることは確かだ。

編集=上田裕資

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