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I write about innovation trends in global hotspots.

atiger / Shutterstock.com

中国の自転車シェア企業「ofo(小黄車)」は7月6日、アリババが主導する資金調達ラウンドで7億ドル(約797億円)を調達した。競合の「Mobike(摩拜単車)」も今年だけで既に8億ドル以上を調達している。

ofoを支援するのはアリババ、Mobikeを支援するのはテンセントであり、自転車シェア業界の争いは中国テック業界の2大巨頭による戦いであるとも言える。

ofoのシリーズE資金調達にはアリババのほか、プライベートエクイティのHony CapitalやCITICも参加。中国最大のライドシェア企業の滴滴出行(Didi Chuxing)もofoに資金を注いでいる。

対するMobikeの調達にはテンセントのほか、シンガポールの政府系ファンドのテマセクホールディングスや台湾のフォックスコンも参加している。

この2社の対立は、かつて配車サービス分野でテンセントが支援する「滴滴打車」とアリババが支援する「快的打車」がバトルを繰り広げ、最終的に2015年に2社が合併し滴滴出行が生まれた経緯を思い起こさせる。

ここ2年ほどで急拡大した自転車シェア市場では、統合に向けた動きも起きつつある。重慶のWukong Bicycleは立ち上げからわずか5ヶ月で、ほとんどの自転車が盗難被害にあい事業を停止した。Mobikeは小規模な同業のUnibikeを買収し、大学のキャンパスを中心にMobikeのサブブランドとしての運営を開始した。

アリババ支援のofoが市場シェア65%

ニューヨークの調査企業7Park Dataが先日発表したデータによると、この分野ではofoが市場シェアの65%を獲得し、Mobikeより優位なポジションを握っている。

ofoは当初、大学のキャンパスを中心に利用者を拡大したが、その後は都市の中心部に進出し、都市部をルーツとするMobikeと真っ向から対立することになった。中国の14の大都市のうちofoは8都市で市場をリードし、残りの6都市ではMobikeがリードしている。

2015年に創業のofoは当初、自転車ツアー企業として始動したが、苦戦した後、自転車シェア事業にピボットした。現在では5カ国で650万台以上の自転車を投入。一日あたりのトランザクションは2500万件以上に及んでいる。ofoは2017年の終わりまでに20カ国に市場を広げたいと述べている。

対するMobikeも、シンガポールやイギリス、日本への進出を開始している。

自転車シェアに最適なのは急な坂道の少ない、人口密度の高い都市圏だ。坂道の多いサンフランシスコやポルトガムのリスボンなどでは難しい。ニューヨークのマンハッタンでは成功が見込めそうだが、現時点ではまだ、中国の自転車シェア企業はニューヨーク進出を果たしていない。

編集=上田裕資

 

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