優秀過ぎる社員が受ける10のひどい待遇

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以下は読者のロンダから寄せられた便りと、私からの回答だ。



私は10年間、専業主婦として子育てをしていましたが、2016年8月に現在の職場に就職しました。

従業員としてまた働けることがうれしく、最初の1年ほどは仕事にも非常に満足し、毎日出勤が楽しみでした。

長期間仕事から離れていたため、現職は初心者レベルとまではいかずとも、経験が浅い人向けの仕事です。出産前よりも低いレベルの仕事をすることは気になりませんでしたが、私が仕事をうまくこなし過ぎてしまうため、不当に扱われているように感じます。

非常に多くの仕事が降ってきますが、どんなに多くのプロジェクトを完了しても私が褒められることはありません。上司は、私が彼女の仕事もできることを知っており、それがひどく腹立たしいようです。私は彼女の仕事など欲しくありませんが、信じてもらえないようです。

上司は「私がトラックにひかれればあなたはきっと喜ぶでしょうね!」などと発言するので、とてもやる気がそがれます。

私は部署の誰よりもはるかに多くの業務をこなしていますが、それでも上司は私の業務量に不満を漏らしています。チームのメンバーは私の仕事量の半分もできないのに、勤続年数に応じた給与体系のため私と同等の給与をもらっています。私が仕事の大半をこなしているにもかかわらず、最も多く嫌がらせを受けています。

私はどうすべきでしょうか?



ロンダへ

チームの中でトップの成績を出す従業員であることが必ずしも楽しいかというと、そうではない。

人は、エネルギーを感じ取るのにたけている。あなたの賢さと能力を見れば、上司は簡単に恐怖心を感じてしまう。あなたが上司の仕事を欲しいと思っていなくても、上司にはそれが信じられない。

あなたは自分を小さな箱に押し込めようとしているが、それはもう通用しない。1年半前に再就職したときには効果的だった戦略も、今はもう役に立たない。今こそ、新たな戦略に切り替えるべきだ。

上司はあなたが自分よりも賢く有能だと知っているので、神経質になるのも当たり前だ。仕事を奪う気はないと何度説明しても、納得しないだろう。

彼女はペトリ皿のアメーバのように、捕食者と獲物しか認識できない。あなたは現在、捕食者と見られている。よってあなたは転職する必要がある。
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翻訳・編集=出田静

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