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I write about the psychological aspects of business.

Konstantin Chagin / Shutterstock.com

「サイコパス」という言葉からは、残虐な連続殺人犯を連想することが多い。実際に凶悪犯罪者の多くはサイコパスだが、ビジネスで成功するサイコパスもいる。

サイコパスは愛想が良く、最初はその魅力によって企業で昇進を重ねる。しかしある時、周囲の人々を巧みに操っていることが明らかになるのだ。

サイコパスと同じ職場で働くと、心身の健康に深刻な影響を受けてしまいかねない。事前に対策を講じれば、そのダメージを一部緩和できる。

職場でのサイコパスの見分け方

『パーソナリティー研究ジャーナル(Journal of Research in Personality)』に掲載された2010年の研究では、刑務所行きとなるサイコパスとビジネスで成功するサイコパスの違いを調査している。

調査の結果、成功を収めるグループは他のサイコパスにも共通する基本的特徴・習慣である不誠実さ、搾取、傲慢(ごうまん)さ、後悔や自己批判の少なさ、冷淡さ、感情の薄さがみられることが分かった。

ビジネスで成功するサイコパスは、愛想がよく気楽な人物である一方で、攻撃的で共感に欠ける。人の扱いに長け、自分の利益だけを常に狙っている。

成功するサイコパスと他タイプの違いは、慎重さだ。典型的なサイコパスでは低い傾向にあるが、成功を収めるグループではこれが非常に高かった。

つまり、成功を収めるサイコパスはその他に比べて無責任さ、衝動性、不注意といった性質が弱く、罪を犯したとしても捕まる可能性が低い。刑務所ではなくオフィスで見かけることが多いのもそのためだ。

また、サイコパス的な特徴の一部がビジネスでの強みとなることがある。例えば、ほぼ完全なストレス耐性があるため、危機的状況の真っただ中にいても冷静さを保てることだ。さらに恐怖心を知らず、人に影響を与える能力があるため、邪悪な側面があるにもかかわらず昇進することが多い。

職場でのサイコパス対処方法

上司・同僚・部下など、職場で一度はサイコパスと遭遇したことがある人は多い。全人口の1~4%がサイコパスの基準を満たすと推定されている。

職場に一人でもサイコパスがいればストレスが増え、健康を害する恐れもある。うまく対処する鍵は事前の対策だ。相手が人を操る技術を観察し、その餌食にならないことを心に決めよう。

編集=遠藤宗生

 

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