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I write about the supply chain and corruption.

シンガポール(Nattee Chalermtiragool / shutterstock.com)

今年の「世界で最も生活費がかかる都市」は、シンガポールであることが分かった。英エコノミスト誌の調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が毎年発表している報告書によると、シンガポールはここ4年間にわたって「トップ」を維持している。

EIUは食料品から公共料金、住居費まで160のカテゴリーに含まれる商品とサービス、合わせて5万品目の価格・料金を比較した結果をまとめ、順位を割り出している。最新のランキングで10位までに入った都市は、以下のとおりだ。

出典:EIU

シンガポールは国であると同時に一つの行政区画であり、都市でもあるというやや特殊な存在だ。強い権限を持った政府が、さまざまな規制などを通じて経済を主導してきた。そして、国内には十分な人材プールがないと判断した各国の企業は、人件費は高額になるものの、必要なスキルを持った外国人労働者をシンガポールに送り込んできた。外国人労働者の増加に伴い、人口過密なこの都市の住宅需要はさらに押し上げられ、生活費も増加した。

シンガポールの労働者はおよそ3分の1が外国人だ。その割合を引き下げるため、政府は外国人労働者の受け入れを制限し始めている。だが、それでもシンガポールは依然として、外国人労働力の間では「住みたい都市」として高く評価されている。今後もこの国での生活費は、高水準のまま推移することになるだろう。

上位はアジアの都市

ランキングの上位に入ったその他の都市には、順位に為替レート変動の影響を受けたものも多い。米ドルと英ポンドの下落はニューヨークとロンドンの順位をそれぞれ2ランク、18ランク低下させた。また、中国では景気減速により、主要都市での生活費が大幅に減少。最も順位が下がった10都市のうち、半数は同国の都市だった。

一方、今回の調査で特に生活費の高さが目立ったのは、大半がアジアの都市だ。特に日本と韓国は相変わらず都市の生活費が高くなっている。両国がシンガポールや香港と異なるのは、物価は主に国内要因によって高水準にとどまっているという点だ。

アジアでは今後も、ビジネス・チャンスが生み出され、同時に生活の質も向上していくだろう。国内総生産(GDP)の成長に伴い、この地域で暮らす人たちの生活環境がさらに改善されるとともに、外国人労働者は一層増加し、生活費も上昇していくと考えられる。

編集=木内涼子

 

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