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港区で美容室業に携わりながら、美容による途上国のイノベーションを研究中。

グーグル共同創業者のラリー・ペイジ(Photo by Kimberly White/Getty Images for Fortune)

10月某日、日本のトップリーダーが集まるパレスホテルでの華やかなレセプションにご招待いただいた。フォーブス ジャパンのCEO特集とリンクするこの会。登壇した各業界トップたちは、経営者として慧眼でありながらお洒落だというのが美容業に携わる人間の実感であった。

少し前の経営者と違い、きらびやかな場所にも笑顔で登場する、いわば国際派のCEOが今の市場を牽引している。美容と直接関係がなさそうな堅いメーカー業種のCEOが多かったようだが、一様にスタイリッシュであり、その佇まいは聴衆をいろんな形で魅了していたと思う。

美容の観点から気づくことがいくつかあった。最初に思ったのが、会場に女性が圧倒的に少ないということである。

仕事柄、日本だけではなく海外のこういった会合にも行く。ニューヨーク、ロンドン、フランクフルトなど欧米をはじめ、シンガポールやクアラルンプールのビジネス界の集まりでも、近年は圧倒的に女性が目につく。美しい女性だから目につく、というより、仕事をしている女性が単純に多いように感じる。

政府や東京都のスローガンでも「女性活躍時代」なんてうたわれているが日本はどうしたのだろうか。1回目の記事で書いた日本の美容業界の集まりでさえ、9割が男性なのである。女性が主役の美容業でさえ、まだまだ発展途上のように思う。

実際、日本の美容業界が2兆円規模なのに対し、ドラッグストア業界はこの倍の額であり、まだまだ「美容」というジャンルが日本では小さいとも言える。この4兆円のドラッグストア市場よりもフランスの美容ブランド1社の売り上げのほうが大きいくらいの規模感とイメージすると分かりやすいかもしれない。日本の美容業は海外収益を含めてまだまだ小さい。つまりこれから伸びる市場であり、それに伴い美意識高い男女も増えていくだろう。

"受け身"な日本のビジネス美容


ビジネスの場において、「美」はコミュニケーション能力を上げるものとして活かされる。ビジネスをするなら不潔なイメージより清潔なイメージのほうがいい。大げさに言えば、散髪できていない、小指の爪だけ伸びているなんてことがあったら、CEO失格だろう。口が臭いのも、歯がくすんでいるのも完全にマイナスである。

ただ世界と日本のビジネス会で決定的に違うのが、日本では美容は後回しであり、「ネガティブなものをななくす」という受動的な使われ方をしていることだと思う。

日本では、不潔さはイメージが悪いという抽象的な考えがビジネス美容の基準となっている。一方、国際社会ではもう一歩突っ込んで、ビジネス美容がなっていないのは自己の健康管理ができていない、つまり、社長として社会に与える影響にたいして自己管理ができていないということになる。すると、口臭問題はCEOのイメージの問題ではない。株主やお客様と対峙するトップとして健康管理、自己管理ができないと大企業をリードできない、という極めてロジックな話なのである。

一見ラフで自由なファッションに見えるシリコンバレーの社長も、健康管理ができている。ゴルフはビジネスであり、フィットネスとして健康対策ともなる。はたまた、口臭を意識して口臭予防を徹底しながら焼肉に行くのではなく、食事の内容や消化パターンを研究している。会社の命運を健康と美容という観点でも背負っているのだ。そうなると給料が破格に高いのも納得である。

余談だが、国際派のCEOは、重役同士が同じ飛行機にも新幹線にものらないし、息子でさえ一緒に乗らないくらい徹底している。会社の命運や株価は揺らいではいけないのだ。

文=朝吹 大

 

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