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I write about the impact leaders have on those they lead.

英国のテリーザ・メイ首相(Photo by Carl Court / shutterstock.com)

英国のテリーザ・メイ首相にとって、今年は良い年とは言えない。

6月には、党首を務める保守党の議席がさらに増えることを期待し、議会の解散・総選挙に踏み切ったものの、結果として同党は過半数割れとなり、北アイルランドの小政党との連立で辛うじて政権を維持した。英国の欧州連合(EU)離脱に関しては、英EU双方の政治家から後知恵の批判が噴出する波乱が続いている。

今週マンチェスターで開催された保守党の年次党大会は、メイに対する党内の忠誠心を盛り上げ、首相としての適性への疑念を拭い去る機会となるはずだった。しかし演説を始めたメイ首相は、せきが止まらなくなり、何度も演説を中断した。

素晴らしいとは言えない、党首としてのメイの能力に疑問符を投げかけるような演説だった。英国の政界では(ここ米国と同じく)、弱さを見せるリーダーは失脚に追い込まれる。

さらに追い打ちをかけるようなハプニングもあった。英紙フィナンシャル・タイムズによると、首相の背後に掲げられていた党大会のスローガン「Building a Country that Works for Everyone(全員のためとなる国を作る)」の文字の一部が壁から落下したのだという。

メイが首相として続投できるかどうかは今後決まるだろうが、せきが止まらない中で演説を続けるとした決断は、果たして良かったのだろうか?

私も過去、公の場でスピーチをして大失敗したことがあり、強い意志を持って演説を続けたメイ首相には同情する。私は壇上に登る前に鼻血が出たことが2回あった。

こうしたハプニングは、シェークスピア俳優には問題ないかもしれないが、自分のチームを鼓舞させる目的での演説で起きてはだめだ。私は他にもくしゃみやせきをしたり、コップに入った水を電源コードにこぼしてしまったりしたこともある。

私がメイ首相に助言できたとしたら、スピーチをやめるよう言っただろう。聴衆からはスピーチの最中、メイへのスタンディングオベーションが送られ、落ち着きを取り戻す時間は持てたものの、喉を復活させることはできなかった。

編集=遠藤宗生

 

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