ユニコーンは、時価総額が10億ドル(約1109億円)を超えるスタートアップ。同社によれば、世界のユニコーンの時価総額は、5月26日の時点で合計約6790億ドルに上っている。また、調達した金額は総額およそ1420億ドルになるという。
今年「ユニコーン」になった企業
今年に入って新たにユニコーンとなったテック系企業は、合計22社。そのうち7社は「インターネット・ソフトウェアと関連サービス」に分類される業務に携わっている。そのほか新たなユニコーンが従事するビジネスには、「Eコマース/マーケットプレイス」「フィンテック」「サイバーセキュリティー」「ビッグデータ」などがある。
世界のユニコーン上位5社
非公開会社の中で最も高く評価されているのは、カリフォルニア州に本拠を置く配車サービス大手のウーバー(Uber)だ。同社の時価総額は、680億ドルに上る。時価総額で見た世界のユニコーン上位5社は、以下のとおりとなっている(かっこ内は国籍と業種、時価総額)。
1位: ウーバー
2位: 滴滴出行(Didi Chuxing/ディディチューシン、中国、配車サービス、500億ドル)
3位: 小米科技(シャオミ/ Xiaomi、中国、スマートフォン、460億ドル)
4位: エアビーアンドビー(Airbnb、米国、民泊仲介、290億ドル)
5位: パランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies、米国、データ解析ソフト、200億ドル)
ユニコーンが多い業種
調査の結果、時価総額で上位に入るユニコーンが携わるビジネスで最も多いのは、次の3種類であることが分かった。
・電子商取引(17%)
・インターネット・ソフトウェアと関連サービス (14%)
・フィンテック(11%)