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2017.01.13 15:30

延期もツイートも計算尽くか、当選64日後「異例の遅さ」のトランプ初会見

Action Sports Photography / Shutterstock, Inc.

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2017年1月11日になってようやく、トランプ次期大統領が選後初めとなる記者会見を開いた。

歴代大統領が選挙後に初の記者会見を開催するまでの日数は下記の通りとなる。

2012年: バラク・オバマ 11月14日: 選挙8日後
2008年: バラク・オバマ 11月7日選挙3日
2004年: ジョージ・W・ブッシュ 11月4日:選挙2日後
2000年: ジョージ・W・ブッシュ 12月15日連邦最高裁の判決の3日後
(この判決で次期大統領が決定)
1996年: ビル・クリントン 11月 8日選挙3日
1992年: ビル・クリントン 11月12日選挙9日
1988年: ジョージ・H・W・ブッシュ 11月 9日選挙1日
1984年: ロナルド・レーガン 11月7日選挙1日
1980年: ロナルド・レーガン 11月6日選挙2
1976年: ジミー・カーター 11月4日:選挙2日

実際の大統領選後ではなく、連邦最高裁判所の判決を待って決定とされた2000年のブッシュ大統領の日数の数え方は微妙なところだが、判決後の3日として、過去10回の選挙戦、つまり1970年代まで遡ると、歴代大統領の初記者会見は平均3.4日後となる。昨年11月8日から数えて64日後に開催したトランプ氏は異例だ。

余談ではあるが、ジミー・カーター選出の大統領選挙の時には米国におり、通っていた小学校ではその日1日通常授業はせずに、大統領選の投票の推移を見守りつつ(当時、テレビが教室に設置されていたわけではないので、担任が職員室から最新の開票情報を聞いてはクラスに伝えるという方法を採用)、クラス全員で終日候補者の人となりや政策について終日話し合いをした。

いずれの候補者か自分の気持ちが固まり次第、クラスの中で投票もした。40年前の話ではあるが、選挙リテラシーや議論の仕方のようなものを自然な形で学ぶ授業は初めての経験だっただけに面食らった記憶がある。最初は何の話をしているのかすら定かではなかったのだが、その日の最後にはクラス内の投票に自発的に参加したのだから、授業の成果と言えよう。
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文=岩本 沙弓

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