心からの感謝を表明するには
まずはトップが行動を起こすことが必要だ。リーダーが従業員に感謝を表明すれば、感謝した側もされた側も利益を得る。
だがそれには、本物の感謝を有益な方法で示すことが重要だ。残念ながら多くの組織が表明する「ありがとう」には心がこもっていない。単にプロジェクトが完了したからと形式的に感謝を表明するのでは、誰のためにもならない。
だから会議中に「皆さんの働きぶりに感謝しています」という漠然と表明するのではなく、「ジェニー、火曜日は遅くまで残ってコピー機を直してくれてありがとう」とか「カイル、いつも会議の準備をしてくれてありがとう」と言おう。
また、人前で感謝されるのが苦手な人もいることを忘れてはならない。それよりも個人的に感謝の気持ちを伝えた方が有意義な場合もある。その場合は、感謝を伝えるメールを出すか、手書きでお礼のメモを書いてデスクに置いておくといい。
感謝をすると、幸せな、素晴らしいことが起こり得る。自分の気分が良くなるだけでなく、周囲の人を刺激して士気を高めることができるのだ。そしてそのシンプルな「ありがとう」が、あなたの企業文化の改善に大きく役立つ可能性がある。
Forbes JAPAN 新着記事はこちら >>