企業の給与支払い業務を請け負うペイチェックス(Paychex)はこのほど、さまざまな業種に従事する2,000人を対象とした調査を実施。時間を無駄にしてしまう傾向があるかどうかについて尋ねた。
その結果、時間を無駄にすることが最も多いのはミレニアル世代であることが分かった。「無駄にする時間は1日当たり1時間以下にとどまる」と答えたミレニアル世代(1980~2000年代初頭生まれ)の従業員は、40%。X世代(1960~80年代初頭生まれ)は46%、ベビーブーム世代(1946~1959年ごろ)は68%だった。
ただし、こうした傾向は業種によって大きく差があることも分かった。無駄にする時間が1時間以下と答えた人の割合が多かったのは、次の業種だ。
建設業 61%
サービス・接客業 59.4%
出版業 57.1%
小売業 53.2%
一方、最も無駄にしている時間が長い(1日当たり3時間以上)のは、以下の業種だった。
公益事業 17.4%
電気通信事業 15.5%
政府・自治体 14.4%
その他、部署による違いも見られた。同3時間以上を無駄にしている人が最も多いのは総務部で16.1%。経営幹部では、わずか7.5%だった。
また、最終学歴による違いも明らかになった。短大またはそれ以上の課程を修了している人たちに比べ、高卒またはそれ以下の従業員の方が、無駄に過ごす時間は1日に1時間以下と答えた人が多かった。
「サボる」原因は?
私たちはなぜ、仕事中に気を散らせてしまうのだろうか?求人サイトの「キャリア・ビルダー」の調査によると、最大の理由は「携帯電話」の存在だ。調査対象とした2,000人を超える人たちのうち、52%がそう答えている。