次いで多かった理由は、インターネット(44%)、うわさ話(37%)、ソーシャルメディア(36%)だった。
仕事中に気が散る理由については数多くの調査が行われている。その一つであるオックスフォード大学ビジネスカレッジの調査によると、大きな原因として挙げられるのが雑音だ。パーティションで区切っただけのスペースで仕事をする環境が大半であることを考えると、この結果は朗報とはいえない。
トップの責任は重大
企業のトップは特に、無駄に過ごす時間がないよう気を付ける必要がある。その理由は明らかだ。従業員の生産性を大幅に低下さるだけでなく、仕事の質も悪化させる可能性がある。従業員の士気や上司と部下の関係にも悪影響を及ぼすだろう。さらには作業の遅れ、売り上げの減少にもつながりかねない。
効果的・効果ゼロの対処方法
従業員らのこうした態度を改善させるための効果的な方法はあるだろうか?ペイチェックスの調査によると、スケジュールに柔軟性を持たせたり、休憩時間を増やしたりすることで、職場の生産性は向上するという。同時に従業員らに対し、管理する側の存在をより強く意識させることができる。
これとは逆に、最も効果がない対策は、特定のウェブサイトをブロックしたり、インターネットの使用に関する規則を導入したりすることだ。従業員は、子ども扱いされるのは嫌なのだ──企業側にとっては、衝撃的な結果かもしれない。
昼休み中に数分間、好きなスポーツチームの情報をチェックしても何も悪いことではない。しかし、何時間もかけて選手の成績を確認するのは問題だ。
従業員も雇用主も、集中し、物事を円滑に進めることでより良い仕事ができる。スケジュールに少しだけ柔軟性を持たせることを認めれば、従業員たちは自分で計画を立て、高い集中力を維持することができる。同時に、無駄にする時間も減らせるはずだ。また、短い休憩時間を認め、その間は好きなことをできるようにすれば、仕事から離れたまま何時間も過ごすことは大幅に減るはずだ。