「人間としてあまり成熟している方ではなかったので」。米国へMBA留学する前は、本当に自分は社会に必要とされているのか、そう感じることもあった。人類の進化にも関わる、高い理想を掲げる会社、グーグルに出会えたことが、自身のキャリアにとって大きかった、と語る。また、ランドバーグの原動力の源として欠かせないのが、ウィンフリーの言葉と共に、家族の支えだ。
「どちらかが仕事のキャリアで重要な時期は、どちらかが仕事をセーブしてサポートに回ります」。ビジネススクールで出会ったアメリカ人の夫と、キャリア転換の節々で話し合ってきた。「主人が頑張らなければならない時は、私がペースダウンします。夫婦でプロフェッショナルにやっていくには、相談し合わなければ実現できません」。2013年、日本のグーグルへの採用が決まり、家族で日本へ移った際には、エンジニアの夫が日本でもフリーランスで働けるよう、環境を整えてから渡日した。しかし、それから3年経った今年の5月、偶然から現職への昇進の機会を得て、アメリカ本社勤務に。再び、家族揃ってシリコンバレーへ移った。夫は受注元の会社で、正社員としての勤務を始めた。
働き方を柔軟に変えながら「Calling」を探し続ける、新しい家族の形だ。
Q1 人生で最も辛かった経験は?
辛かった、というか衝撃だったのは、NY勤務時代に遭遇した9.11。人の命の儚さを感じた。
Q2 ターニングポイントは?
ビジネススクール時代。オプラ・ウィンフリーの言葉は、今でも折節に振り返ることがある。
Q3 影響を受けた実在の人物は?
小学校の先生。詩人だった。学級新聞に毎回パズルをのせてくれて、それを解くのが好きだった。
Q4 原動力となる言葉
「Hope」。人間、希望がないと力が出ない。なるべくチームもそういうもので導きたい、と思う。
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