お金を生む不動産を購入し続けるので、買えば買うほど、キャッシュが生まれます。その反面、借金も同じように増えて行きます。このタイプの特徴はキャッシュを生む物件を購入して、キャッシュを増やし、さらに購入して・・・とキャッシュを回しつづけていくことです。
アグレッシブに事業拡大を目指すこのタイプは、キャッシュはいつも王様であることを知っています。金融機関から融資を受けて事業拡大していく上で、資産と負債バランス、さらにキャッシュが回っているか、つまり儲かっていることが重要視されることを知っているので、財務状況を重視して事業経営します。
スーパーリッチ：資産リッチ、キャッシュリッチの進化型
スーパーリッチとは現物資産とキャッシュの両方を持ち合わせている人たちです。やり方次第で資産リッチもキャッシュリッチもこのステージにたどり着くことができます。
不動産投資の世界でスーパーリッチといえば、収益不動産などお金を生む資産を多く持っていて、かつ純資産も豊富、つまり資産が多くて借金が少ない人を指します。さらに、お金を生む資産があるので、現金収入が定期的に発生して、キャッシュフローが常に潤沢にあります。
一言でいえば、スーパーリッチは資産リッチとキャッシュリッチの双方を兼ね備えた人ということになります。企業に例えるなら、純資産が豊富で利益も右肩上がりで増えている会社であり、キャッシュが豊富で、なおかつ無借金という優良企業に例えることができるでしょう。
さて、スーパーリッチにたどり着くためにはどうしたらよいのか。資産リッチはキャッシュを増やす必要があり、キャッシュリッチは純資産を増やしていく必要があります。それぞれの足りないとこを補強し、最終的にスーパーリッチのステージに上がっていくのです。
資産リッチもキャッシュリッチもそれぞれ特徴がありますが、経済的に安定しているのは、やはりスーパーリッチです。優良企業のようなスーパーリッチの話を聞くと、とても手が届かない存在のように思われますが、一代でスーパーリッチに成り上がった人も少なくありません。特に、不動産投資は扱う額が大きいので、スーパーリッチになるのも決して不可能ではないのです。
次回はいよいよ一代で成り上がるメソッドについてお話していきます。
