もちろん、調理済み食品を強化しているのはホールフーズだけではない。ウォルマートに次ぐ米国内2位のスーパーマーケット、クローガーは6月16日の四半期決算報告の際、調理済み食品部門が充実しているスーパーマーケットチェーンのラッキーズ・マーケットに新たに投資を行った点を強調した。
「ラッキーズには素晴らしい人材と比類のない戦略があり、それが投資の理由だ。料理部門はレストラン品質の調理済み食品を提供している」と、クローガーのロドニー・マクマレンCEOはコメント。またアナリストからの質問に答える中で、今後さらにどこか(たとえばブルーエプロンのような食材宅配会社)とパートナーシップを結ぶ可能性についても「可能性はもちろんある。我々はあらゆるアプローチを検討するつもりだ」排除しなかった。
その“あらゆるアプローチ”には、いつの日か「グローセラン」に形を変えるという選択肢も含まれているのだろう。