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I bust myths on science, health and food, and combat quackery.

Sean Gallup / gettyimages

スウェーデンでオーガニック食品販売のパイオニアとして知られるスーパーチェーンのコープは2015年、スウェーデン環境研究所と共同で、ある家族の協力を得て実験を行った。食費節約のためにオーガニックではない食品を食べてきたこの家族が2週間にわたって、オーガニック食品だけの食生活に切り替え、毎日尿サンプルを提出したものだ。

実験の結果は「The Organic Effect(オーガニックの効果)」という動画の形で公表され、その視聴回数は数千万回にも達した。それによると、オーガニック食品に切り替える前は家族の尿には殺虫剤や殺菌剤などの農薬が含まれていたものの、切り替えて2週間後にはまったく含まれなくなった。5人家族の母親は「子どもたちの体内から、たくさんの化学物質が取り除かれた。もう以前の状態には戻したくない」と動画の中で語る。

つまりは、みんなオーガニック食品に切り替えればいいのだ、という簡単な解決策のように聞こえる。健康のためなら割高な価格も払う価値があるはずだと。

だがこの話には続きがある。メラニー・メロンは懐疑主義団体Skepchickのウェブサイトへの連載の中で、この実験について「オーガニックのいいとこ取り」だと指摘した。確かに実験で、家族の尿には従来の農業で使われている殺虫剤の成分はほぼゼロになった。しかし大部分の人は認識していないが、有機農法でも殺虫剤は使用している。そして実験では、有機農法で使われる殺虫剤の成分については検査を行っていなかった。

これはたとえば、数人のグループにスクリュードライバー(ウォッカをオレンジジュースで割ったもの)を飲んで貰い、その後スクリュードライバーの代わりにキューバ・リブレ(ラムとコーラ)を飲んで貰って、「キューバ・リブレは体内のウォッカ濃度をゼロにする」と結論づけるようなものだ。

メロンはこう書いている。「有機農法で使われる殺虫剤の残留濃度を測定して実験を行えば、実験前は体内の殺虫剤成分はほぼゼロ。実験後には成分が検出される。だからといってオーガニック食品が子どもにとって有害だという結論に至るかといえば、そんなことはないだろう。それと同様に、今回の結果を元に従来の食品が有害だとも言えない。体内に化学物質があるという事実と、それが有害であるかどうかという問題は別だ」

編集=森 美歩

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