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I examine the impact of our food environment and food policy.

Ekkamai Chaikanta / shutterstock

一般に糖分過多として知られるスポーツドリンクを消費者の健康志向に合わせ、ペプシコは2016年にオーガニック版ゲータレードの発売を予定している。

ニュースサイトBusiness Insiderによれば、ペプシコ・アメリカズ・ビバレッジズのCEO、Al Careyは12月14日、清涼飲料業界のカンファレンスBeverage Digest’s Future Smartsでスピーチを行い「これは消費者の志向を重視するものです。消費者は非遺伝子組み換え食品やオーガニック製品に強い関心があるものと考えます。もし消費者に意義がある製品に変更することができるなら、そうすべきです」と説明した。

具体的にゲータレードの原材料の何を変更し“オーガニック版”にするのかは分かっていない。同社はこれまでのところ、この件に関する問い合わせには応じていない。
「私には、肥満や糖尿病、慢性的な疾患に寄与している製品に、オーガニックで健康的だというラベルを貼って、売上を伸ばそうとしているように見えます」とthe Institute for Healthy Foodの事務局長Jim Kriegerは話す。

「従来の砂糖をオーガニックの砂糖に替えたからといって、健康を促進するとは思えません。また、たとえそうだとしても、砂糖それ自体が健康に及ぼす悪影響を帳消しにするほどの働きはないでしょう」

ゲータレードは、スポーツをするすべての人に水分とイオンを補給する清涼飲料として販売されているが、着色料を使ったその明るい色と、糖分を多量に含むことで知られている。20オンス(約600ml)のゲータレードには小さじ9杯程度の砂糖が入っている。

ニューヨーク州の司法長官は2014年、ゲータレードがゲームアプリ上で「水は運動能力を低下させるもの」としたことを調査し、同社は水を過小評価するようなアプリやゲームをそれ以上作らないことに合意した。

批評家らは、ゲータレードはマラソンや一日がかりのサッカーのトーナメントなど、持久力を要する激しい運動をするプロ・アマのアスリートにとっては適した飲み物かもしれないが、普通に運動をする人たちには水が一番だと言う。

ペプシコがオーガニック版ゲータレードの発売を決めたのは、米国のミレニアル世代(18歳~34歳の人口)7,530万人が、炭酸飲料よりエナジードリンク・スポーツドリンクを好み、オーガニック志向が強いことを意識したものかもしれない。

2014年のギャラップの世論調査で、18歳~29歳までの年齢層に属する米国人の53%は「積極的にオーガニックフードを食生活に取り入れようとしている。一方65歳以上はその割合が3分の1に過ぎない」ことがわかった。

Carey はまた、より健康志向の製品を揃えた自動販売機を導入することも発表した。クエーカーやトロピカーナ、フリトレーなど一連の製品の健康志向バージョンを展開するというのだ。しかし、ペプシコが「より健康的」と位置付ける製品は、スナック菓子ドリトスや、フリトレーのOven Baked Potato Chips、Sun Chips、Naked Juice、そしてゲータレード等、実際には栄養価に乏しく糖分過多のものも多いと考えられている。

「2016年には(より健康志向の製品を揃えた)数千台の自動販売機を、米国内の様々な場所に設置する予定です。一部ヘルスケア施設、レクリエーション施設、駅、政府施設、職場、学校などを対象とします」とペプシコは述べた。

ペプシコは以前にも不健康な製品を健康的なもののように見せかけて販売したことがある。Sierra Mist Naturalという名の炭酸飲料もその1つで、オリジナル製品Sierra Mistの原材料を多少変更してNaturalという言葉を付け足したが、20オンス(約600ml )ボトルに含まれる砂糖の量は小さじ15杯以上だった。

編集=上田裕資

 

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