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I examine the impact of our food environment and food policy.

Luciano Mortula / Shutterstock

米公益科学センター(CSPI)は新たに発表した報告書で、飲料大手コカ・コーラが日常的に、自ら定めたガイドラインの順守を巧みに免れていると指摘した。

コカ・コーラでは「責任あるマーケティングを追求すべく、12歳未満の児童をマーケティング活動の直接の対象にしない」方針を掲げ、「12歳未満の児童がオーディエンスの35%以上を占める、いかなるメディアにも広告を出さない」としている。

しかしCSPIの報告書によれば、このガイドラインには幾つもの抜け穴がある。コカ・コーラは家族向けのテレビ番組に広告を出しており、これらの番組の視聴者には、35%には満たないものの多くの子どもが含まれる。たとえばクリスマスのアニメ番組『シュレック・ザ・ホールズ』の視聴者のうち、12歳未満の児童は280万人いたが、全体における割合で言えば29%だった。

また、デジタルマーケティングを通しても何百万という児童に影響力を持っている。“The Great Happyfication”や“The Polar Bears”などの子ども向け動画や、”Ahh.com“で体験できるアドゲームなどがその例だ。

「同社が自社製品を子どもの文化の中に深く刻み込もうとしているのは明らかだ」と、CSPIの事務局長で報告書の著者であるマイケル・F・ジェイコブソンは言う。「そしてコカ・コーラの場合は、その製品が子どもたちを“生命にかかわる病気”へと向かわせることが問題だ」

砂糖入り飲料は、子どもが肥満や糖尿病、虫歯、心臓病やその他の慢性疾患になるリスクを高める可能性がある。砂糖入り飲料を1日に1本か2本飲むことで、2型糖尿病になるリスクが26%上昇するという研究結果がある。また別の研究によれば、砂糖入り飲料を毎日飲むと、わずか6か月で肝臓の脂肪沈着が150%増加し、2型糖尿病と心臓病のリスクが増加する。

アメリカ心臓協会では、8歳までの児童が1日に摂取する砂糖はティースプーン3~4杯まで、それ以上の年齢の児童でも5~8杯までに抑えるよう推奨している。コーラ1缶には、ティースプーン9杯分以上の砂糖が含まれている。

編集=森 美歩

 

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