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川端 由美

リケジョの「自動車ジャーナリズム」

フリーランスの自動車ジャーナリスト。大学院で工学を修め、エンジニアとして就職するも、子供のころからのクルマ好きが高じて自動車専門誌『NAVI』の編集記者に転身。女性、技術者、自動車ジャーナリストというハイブリッドな目線を活かして、自動車の環境問題や次世代パワートレーンについて総合的にリポートする。海外のモーターショーや学会も積極的に取材する国際派。「Forbes JAPAN」本誌にて自動車連載執筆中。

  • 往年の名車の名を冠した「スポーティー・ラグジュアリーカー」

    大志を抱いた若者がガレージで創業した―。いまどきのシリコンバレーにある企業のようだが、フェラーリの前身となるレーシング・チーム「スクーデリア・ フェラーリ」も、1929年に北イタリアの小さ なガレージから生まれた。創業者であるエン ツォ・フェラーリは、鬼才のエンジニアとして知られるヴィットリオ・ヤー ...

  • 現代における「快適な移動」をミニマルに再定義

    ロンドン郊外にあるヒースロー空港から北西に向かって1時間ほど走ると、緑豊かなオックスフォードにたどり着く。いかにも工場といった風情のエントランスをくぐると、赤レンガ造りの時代がかった建物が見えてくる。BMWグループの資本を得て、ニュー・MINIが復活したのは2001年と、わずか17年前にすぎない。が ...

  • 日常の用を備えるイタリアン・ラグジュアリー・クーペ

    ひと目で恋に落ちそうなグラマラスなアピアランスをもち、走りの面では正真正銘のスポーツカーでありながら、大人4人が乗れる室内空間をもち、週末のロングドライブのための荷物も積める。そんな都合のいいクルマなんて世の中にあるはずがない……と思っているなら、マセラティ「グラントゥー ...

  • 1個のGPUで30兆、NVIDIAが放つ自動運転時代のAI戦略

    1月に開催されたコンシュマー・エレクトロニクス・ショー(CES)では、豊田章男社長がぶっ通しのプレゼンテーションを行うなど、自動車各社が参加し、その最先端の取り組みを発表した。そんな中、フォルクスワーゲンは公式には出展していなかったが、“超法的手段”によって大きな話題をさらっ ...

  • 宇宙でドライブされる最初の車、テスラ ロードスター打上げの裏話

    デヴィッド・ボウイの名曲、「Life on Mars?」が流れる中、イーロン・マスクの所有車である真っ赤なテスラ「ロードスター」が、宇宙服を着たマネキンドライバーを乗せて宇宙をたゆとう。そんな冗談とも、本気ともつかない映像が2月5日、Youtubeを通して世界中にライブ配信された。その日(日本時間2 ...

  • 脱・自動車メーカーを図るホンダが目指す「協調と共感」

    ラスベガスで開催された世界最大級の家電ショー「CES」では、トヨタ・豊田章男社長のドライマティックなプレゼンテーションが日本でも大きな話題を呼んだが、ホンダはまったく違うやり方で話題を獲得していた。ホンダは自動車メーカーとしてだけではなく、パワープロダクツ、二輪、ロボットまで含め、インテリジェントな ...

  • トヨタ社長がCESで伝えたかった「本当の狙い」

    「最後に残されたインターネット不在地」と言われていた自動車の世界だが、急速に“つながる”時代にシフトしつつある。象徴的だったのが、年初にラスベガスで開催された世界最大級の見本市、コンシュマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でのトヨタの発表だった。なにしろ、お膝元である東京 ...

  • ポルシェのピュアEV「ミッションE」はスポーツカーの未来となるか

    ドイツどころか、欧州の自動車メーカーでポルシェの世話になっていないところはない。そう言われるのには、理由がある。実際、創業者であるポルシェ博士は、今でいうところの“デザイン・エンジニア”であり、研究開発から設計まで、一貫した自動車開発をできる稀有な人材だった。高性能のレーシン ...