そんなレクサス快進撃の旗頭として、5年にわたる開発期間を経て89年に登場したのが初代LSだ。静粛性の高さや高品質なV8エンジンによる快適性により圧倒的な人気を博し、やがて06年には4代目がデビュー。年次ごとの仕様改良やマイナーチェンジを経て、フラッグシップカーとしてレクサスブランドを牽引し、ついに17年10月にフルモデルチェンジを果たした5代目が誕生した。
「初代LSの衝撃を超えるクルマを作り上げる」ことをテーマに開発された5代目LSで目をひくのは、低く流れるようなフォルム、クーペのような流麗なシルエットという洗練された佇まい。後席ドアの後方にも窓を設けることにより、外観上伸びやかで、かつキャビンのゆったりとした居住性の高さも実現した。
ショーファーカーではなく、ドライバーズカーとして作り込まれる中で、「思いのままに操れる」低速域での微妙なステアリング操作への反応のよさと、ボディ剛性を鍛え上げ「走る・曲がる・止まる」という挙動もさらに洗練させている。
もちろん、安全性能の高さもお墨付き。レクサスが誇る最新の安全システム「LexusSafety System+A」を搭載し、駐車状態から通常運転、衝突直前、衝突後、そして事故の際の救助を含め「事故を起こさないクルマ」を目指す努力という点において、ブレーキ制御や衝突回避支援、センシングと注意喚起などの先端テクノロジーを活用している。
レクサスが最新のフラッグシップモデルであるLSで、安全面において最新技術を積極的に活用している事実。これはすなわち、レクサスが注力するのは安全であるという姿勢を示しているのだ。
LEXUS LS500 “F SPORT”
駆動形式:FR
全長:5235mm
全幅:1900mm
全高:1450mm
最高出力:310kW(422PS)/6000rpm
価格:1200万5000円(車両本体価格・税込み)
問い合わせ:レクサス インフォメーションデスク 0800-500-5577