英国から生まれたビートルズが世界的な人気を獲得してから60年以上が経った今でも、英国はこの象徴的なバンドに愛を注いでいる。今週、ビートルズによる楽曲のうち2曲が本国のチャートでトップ40圏内にランクインし、いまだに彼らの音楽が大人気であることを証明した。その2曲のうち1曲の順位は上昇中であり、もう1曲は複数のチャートでランクインを果たした。
『I Want to Hold Your Hand』がトップ40に返り咲き
その2曲のヒット曲のうち、より高い順位を獲得したのは『I Want to Hold Your Hand』である。この愛すべきシングルは、つい数日前までどのチャートにもランクインしていなかったが、今週になり英国の2つのチャートに再登場した。
『I Want to Hold Your Hand』は、Official Vinyl Singlesチャートの36位にランクインし、トップ40入りを果たした。また、Official Physical Singlesチャートでも45位を獲得し、同チャートへ再登場している。
『Now and Then』が再び上昇
『I Want to Hold Your Hand』が順位を上げると同時に、ビートルズの別の楽曲も順位を上げている。2023年に「ビートルズ最後の新曲」として話題になった『Now and Then』は、Official Physical Singlesチャートで今週わずかに順位を上げ、その順位を先週の40位から38位へと上昇させた。
『Now and Then』と『I Want to Hold Your Hand』の2つの楽曲が好調だったことにより、ビートルズはOfficial Vinyl SinglesチャートとOfficial Physical Singlesチャートの両方で同時にトップ40入りを果たしたことになる。半世紀以上前に解散したビートルズにとって、これは特筆すべき偉業だ。
この2曲を比べると、『Now and Then』の方がこれまでのチャートの成績は良い。この曲は以前、両チャートにおいて1位を獲得し、英国では一時期、物理媒体のセールスでは他に大差をつけてトップを独走していたこともある。
対照的に、『I Want to Hold Your Hand』のOfficial Vinyl SinglesチャートとOfficial Physical Singlesチャートにおける最高順位は2位となっている。
また、『Now and Then』より長い期間チャートにランクインしていることも特徴だ。同曲は、『I Want to Hold Your Hand』が現在ランクインしている2つのチャートの合計よりも長い期間、Official Physical Singlesチャートにランクインしている。
ビートルズのアルバムも上昇中
ビートルズは米国のアルバムチャートでも好調だ。『The Beatles / 1962-1966』と『The Beatles / 1967-1970』の2枚のベスト盤が、現在ランクインしているすべてのチャートにおいて順位を伸ばしている。