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音楽

2025.03.21 17:30

トランプのおかげ? グリーン・デイの政治的傑作『American Idiot』が英国で人気

Ricardo Rubio/Europa Press via Getty Images

Ricardo Rubio/Europa Press via Getty Images

グリーン・デイのカタログは、数々のヒット作品で埋め尽くされている。このグループはポップ・パンク史上最も成功した曲のいくつかを生み出してきたが、彼らの商業的成功はそのサブジャンルの中だけにとどまらない。

ポップ・パンクというジャンルの中で、『American Idiot』以上に成功したアルバムはないかもしれない。このグリーン・デイの傑作は昨年20周年を迎えたが、そのメッセージは、特に米国で政権を握ったばかりの大統領のことを考えると、依然としてタイムリーなものに聞こえる。

第2期目となるトランプ大統領の物議を醸す大統領令の数々により、『American Idiot』が新たな意義を帯びる可能性もある。この作品が英国の音楽チャートで今になって順位を上げていることは、この作品に対する新たな関心と興奮を示唆している。これは偶然かもしれないし、そうでないかもしれない。

今週、『American Idiot』は英国における3つのチャートにランクインしている。そのうち2つのチャートで順位は先週から上昇し、1つのチャートではわずかに下降した。Official Physical Albumsチャートでは2つ順位を上げて81位となり、Official Albums Salesチャートでも同じく順位を2つ上げ、84位となった。

現在のところ、『American Idiot』が獲得している順位はOfficial Rock & Metal Albumsチャートのものが最高だが、ジャンル別のチャートは、ジャンルを問わないものに比べて競争が少なく、この順位は理にかなっている。同チャートにおける『American Idiot』の順位は先週の11位から12位へと下げたものの、それでも他のチャートの順位と比べるとはるかに高い。

『American Idiot』は、今週の英国チャートにランクインした3枚のアルバムのうちの1枚だ。同アルバムは、最も多くのチャートにランクインしているが、セールスのみを集計したチャートに限れば、グリーン・デイの他の作品よりも下位に位置している。

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翻訳=江津拓哉

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