1973年にオーストラリアで結成された伝説的ロックバンド「AC/DC」の記念切手が、英国で発売された。英郵便事業会社ロイヤルメールは6日、ギターヒーローのアンガス・ヤング率いるAC/DCのデビューアルバム「ハイ・ヴォルテージ」のリリース50周年を記念して、12種類の新作切手を2月18日に発売している。
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— Royal Mail Stamps (@RoyalMailStamps) March 5, 2025
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12枚の切手のうち8枚は、1976年の英ロンドン公演から2023年の米カリフォルニア州インディオでの音楽フェス出演まで、数十年にわたるAC/DCのステージ上での姿を映しとったデザイン。残る4枚がセットになったミニ切手シートは人気アルバムのカバージャケットをデザインしており、1975年発売の『ハイ・ヴォルテージ』、1979年の『地獄のハイウェイ』、1980年の『バック・イン・ブラック』、2020年の『パワーアップ』というラインナップだ。
ロイヤルメールの担当者はプレスリリースで、「AC/DCは世界で最も成功したロックバンドの一つだ」と述べている。「過去半世紀にわたり、彼らは有名なロック・アンセムをいくつも生み出し、史上最も売れたロックアルバム「バック・イン・ブラック」を私たちの元に届けてくれた。この記念切手は、AC/DCのしびれるようなライブシーンに、最も象徴的なアルバムのカバーを添えて、ロック音楽界への彼らの多大な貢献を称えるものだ」
AC/DCは、スコットランド・グラスゴー出身のアンガス・ヤング(リードギター)と故マルコム・ヤング(リズムギター)の兄弟によって、1973年にオーストラリアのシドニーで結成された。翌年に同じくスコットランド出身のボン・スコットがボーカルとして加入し、ファーストアルバム「ハイ・ヴォルテージ」をリリース。その後「悪事と地獄」「ロック魂」「パワーエイジ」と立て続けにアルバムを出した。印象的なタイトル曲を収録した1979年発売のアルバム「地獄のハイウェイ」は、米国で商業的成功を収めた。
1980年2月にスコットが悲劇的な死を遂げた後、AC/DCは新たなボーカルにブライアン・ジョンソンを迎え、同年のうちに新アルバム「バック・イン・ブラック」をリリースする。永遠のロック・アンセムとなったタイトル曲「バック・イン・ブラック」や「狂った夜」など名曲ぞろいの本作は、AC/DC最大のヒットとなり、米国だけでこれまでに2700万枚を売り上げている。
その後も「悪魔の招待状」「レーザーズ・エッジ」「スティッフ・アッパー・リップ」「悪魔の氷」、そして最新作「パワーアップ」と名盤を次々と世に送り出し、バンドの人気は今日まで衰えることを知らない。2003年に「ロックの殿堂」入りを果たしたAC/DCは今年、米国と欧州でツアー公演を予定している。
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ロイヤルメールはこれまでにビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、クイーン、アイアン・メイデン、ピンク・フロイドなどの記念切手を発売している。
(forbes.com原文)