北米

2025.03.11 13:00

トランプ政権に挑む「カナダ新首相」、マーク・カーニーの人物像

マーク・カーニー(Photo by Stringer/Anadolu via Getty Images)

カナダ自由党内部の「対立」

トルドー首相は1月6日、「党内の対立」が激化する中で辞任を発表した。彼は「もはやこの職にとどまることはできないことが明白になった」と述べた。報道によると、自由党の大半は昨年12月の時点でトルドーの辞任を求めることで一致していた

トルドー政権で副首相兼財務相を務めたクリスティア・フリーランドは昨年12月、トランプによる関税への対応を巡るトルドーとの対立を理由に辞任を発表した。フリーランドは、カナダは「深刻な危機に直面している」と警告し、トルドーが2カ月間の消費税免除措置を発表したことを「高コストの政治的パフォーマンス」と呼んで非難した。

トランプは、トルドーの対応を揶揄し、カナダを米国の51番目の州にしようとする自身の主張の一環として、「カナダという偉大な州のジャスティン・トルドー」と揶揄した。さらに、イーロン・マスクもトルドーを批判して、ポワリエーヴルを支持し、トルドーを「耐え難い道具」と呼んでいた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事