政治

2025.03.03 16:15

ゼレンスキー会見ハイライト「NATO加盟叶えば辞任も」 |フォーブス ウクライナ

2月23日、キーウでの記者会見で (Photo by Paula Bronstein/Getty Images)

「ウクライナに保障をしたからといって今週中に戦争を終わらせられるわけではない。 ウクライナのNATO参加なくして戦争を終結させる方法は、私は思い当たらない」。ゼレンスキー氏はトランプ大統領の報道官の発言についてこのようにコメントした。
 
「ウクライナにはパトリオット防空システムが20台必要だ。 もし米国がその資金を提供してくれるのなら、ウクライナはそれを鉱物基金への投資とみなすつもりだ」と大統領は述べた。


ゼレンスキー大統領は、米国との鉱物資源に関する協定がウクライナの議会(ヴェルホフナラダ)で批准されたことに遺憾はないようである。 「もしそれが合意であり、具体的な数字がないのであれば、ウクライナ議会の批准は必要ないと思う。
 
また、ゼレンスキーは、トランプ氏が彼を "独裁者 "と呼んだことを特に気に留めていないようである。「なぜ怒りを覚える必要があるだろうか。 確かに本当に独裁者なら、独裁者という言葉に腹を立てるだろう。私はそう思うが━━まあしかたない。米国と共存していく道しかないのだから。


また、ウクライナはアメリカよりもドイツから、多くのパトリオットシステムを受け取っている。

アメリカは、2025年に「熱戦」を終わらせるためにあらゆる手を用いるだろう。

ウクライナは2024年に記録的な数の砲兵システムを生産した。1億5420万機のFPVドローンと10万機の長距離ドローンだ。 

ゼレンスキーは、ウクライナがヨーロッパで統一軍隊を作って最初の一歩を踏み出すことを提案した。また、欧州諸国は防衛力に投資し、自国の軍隊の力に依拠するべきだとも強調した。

ゼレンスキーは、とくにトルコに安全保障を期待していると述べた。 「非常に重要なのは、どの国が派遣部隊に実際の人数、つまり実際の人員や軍艦を提供する用意があるかということだ」と大統領は述べた。

「もし誰もが望んでいるのが戦争の終結だとすれば、ウクライナが望んでいるのは安全保障だ」とゼレンスキー大統領は述べた。

ゼレンスキー氏は、スターリンク衛星通信端末がシャットダウンされる可能性については語らなかったが、ウクライナはそのような展開の可能性には備えている、と述べた。

「パリャニーツァ(新型のジェット式自爆ドローン)やペクロ(新型ドローンミサイル)、「ルタ」(高速ミサイル)など兵器製造に成功例は多い」ゼレンスキーは、ウクライナによる長距離用の兵器製造について、「弾道は準備中だ」と述べた。

ゼレンスキーは、中国との戦前までの関係を回復する見通しについて、「中国からは、準備ができているというシグナルはとくにない」と述べた。


「ロシアが提起したウクライナの選挙問題が、今では米国内で取り沙汰されている。 これは衆人の知るところである。 われわれのパートナーの国々はこの問題を提起したことはない。 しかし、この動きは深刻で、ウクライナへの圧力手段のひとつと考えられる」とゼレンスキーは語った。

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※フォーブス・ウクライナのウクライナ語記事(2/23付)を英語にGoogle翻訳したものを編集部で日本語に翻訳した。

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