2月28日(金):新月
月の位相は日本時間28日午前9時45分に「朔」を迎える。新月の夜は、天文ファンにとっては1カ月のうちで最大の観測チャンスだ。月が地球と太陽のほぼ中間に位置し、月光が視界を邪魔しないため、星空を観察するのにうってつけなのだ。新月前後の1週間ほどは、ほぼ完ぺきに近い夜空が楽しめる。まもなく拝める細い月と金星のすばらしい共演に備えておこう。3月1日(土):極細の「二日月」
日が沈んだ直後に西の低空を見てみよう。見つけるのはなかなか難しいかもしれないが、糸のように細い月齢1.1の月がそこにある。双眼鏡を用意して、金星から地平線へと下がったところ、水星のすぐ上を探してみてほしい。日が暮れた後すぐに地平線の下に沈んでしまうので、素早く、かつ忍耐強く探すのがコツだ。3月2日(日):地球照を伴った三日月と、宵の明星が並ぶ

今週の天体ショー:オーロラ
夜の早いうちに月が沈むため、北寄りの地域では特に、オーロラの出現を目撃できるかもしれない。太陽活動は2025年が「極大期」のピークにあたる。昨年のように大規模な磁気嵐が発生するとの予報があれば、それがオーロラ発生の予兆となる。下弦の月を過ぎて以降の10日間は夜空が暗く、都市部の光害を避ければ、幻想的なオーロラを見られるチャンスはある。都市部を脱出できない場合は、視界に明るい光がない場所を探そう。

(forbes.com原文)