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2025.02.13 16:15

賃貸物件の問題ランキング 内見では気づかないもの

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賃貸物件に入居してから後悔した経験を持つ人が約6割という、驚きの、というかアルアルな調査結果が公開された。内見ではいい物件だと思ったのに、住んでみて初めてわかる問題があれこれ。じつに5人に1人が早期退去に追いやられている。

賃貸物件検索サイト「CHINTAIネット」を運営するCHINTAIは、賃貸物件に引っ越したことがある全国の20代から50代の男女800人を対象にアンケート調査を実施したところ、入居後に後悔したことのある人は57.2パーセントにのぼった。そのうち3割強の人は複数回経験していた。

そのために早期退去した人は22パーセント。残る78パーセントはしばらく住み続けたわけだが、問題が解決したとは限らない。この調査からはわからないが、我慢して過ごした人も少なくないはずだ。

さて、早期退去に至った原因、つまり入居してから発生したのっぴきならない問題点のトップは、ダントツで騒音だった。続いて近隣トラブル。3位は転勤。以下、設備不良、いやがらせ、交友関係トラブル、大家トラブル、同棲解消などとなっている。

転勤は自己都合でトラブルではない。設備不良は収納が思ったより少ない、コンセントの位置が不便などで、これも自己責任。交友関係トラブルや同棲解消も物件に責任はない。問題は、騒音、近隣トラブル(またはご近所さんの人柄)、いやがらせ、大家トラブルといった、物件はオーケーなのに住環境が最悪というパターンだ。
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文 = 金井哲夫

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