暮らし

2025.02.05 08:15

安価な通販の製品事故が増加 購入前に確認すべき4つのこと

プレスリリースより


さて、NITEはこうした事故を防ぐために、インターネットで買い物をするときに注意すべき次の4つのポイントを示している。

1. 他の製品とくらべて極端に安価ではないか。
通常、家電製品は電気用品安全法などに定められた安全性を確保するためのコストがかかるため、極端に安いものは基準を満たしていない可能性が高い。

2. 信頼できる販売元か。
説明文の日本語が不自然だったり、メーカー名の記載がないものは要注意。高評価レビューも不自然な日本語のものは「さくらレビュー」の疑いが濃い。不具合があっても連絡がつかなかったり、日本語が通じないケースもあるため、連絡先が実在し、電話番号や住所が日本にあることを確かめよう。

3. 「PSマーク」の近くに事業者名があるか。
製品安全4法で定められた技術基準に適合した製品には「PSマーク」が付いているが、輸入品の場合はそこに製造輸入事業者名を記載しなければならない。「PSマークマーク取得」と銘打たれていても、事業者名がなかったり日本語表記がおかしい場合は偽物だ。

4. リチウムイオン電池搭載製品の廃棄方法を確認する。
リチウムイオン電池搭載製品は、一般のゴミといっしょに捨ててしまうと火災事故を起こす恐れがある。自治体ごとに正しい廃棄方法や回収の可否が決められているので、まずはそこを確認しておくことが重要だ。

妙に安いものには裏がある。不具合程度なら自己責任で買うのもいいかもしれないが、事故になっては取り返しがつかない。十分に注意しよう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事