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2025.02.05 08:15

安価な通販の製品事故が増加 購入前に確認すべき4つのこと

プレスリリースより

プレスリリースより

近ごろでは海外のインターネット通販サイトから格安商品が気軽に買えるようになったが、そうした品物の製品由来の事故が増加傾向にあるという。とくに、国内の輸入業者を介さない事業者不明の電化製品の火災事故が多い。製品評価技術基盤機構(NITE:ナイト)では、ネットで製品を買うときに、4つのポイントをよく確かめてほしいと注意を促している。

インターネットで購入した製品の事故は、2013年度から2023年度の間にNITEに通報されたものが1617件あった。なかでも突出して多いのがバッテリーの事故だ。次が充電器。これもバッテリーそのものと言える。3位の照明器具には、リチウムイオンバッテリーを搭載したものが含まれている。

こうした事故で困るのは、製造輸入業者が不明のものだ。苦情を言う先がハッキリせず、重大事故の場合も製造物責任法に基づく損害賠償を求めにくい。悪いことに、1位のバッテリーは業者不明の割合がとくに高い。

これらの事故の多くは火災だ。業者不明のバッテリーで起きた228件の事故のうち火災は208件、重傷者1人を出している。これに、「拡大被害」として物的被害が重なるケースが少なくない。
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文 = 金井哲夫

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