恋愛マッチングサイト「ハッピーメール」が成人の男女それぞれ100人を対象に「蛙化現象」に関するアンケート調査を実施した。それによると、この言葉を知っている人は 男性で84人、女性で83人と非常に多かった。
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それなのに、普段、この言葉を会話で使うことはほとんどないようだ。日常会話で使うという人は男性が3人、女性が4人。SNSで使っている人は男性で3人、女性で2人。
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「蛙化現象」とは、好きな相手のことを些細な言動をきっかけに嫌いになってしまうこと(と、今はそういう意味で受け止められている)。グリム童話の『かえるの王さま』が元になっているそうだ。ご存知、魔法でカエルにされた王子と王女の話だ。王女はカエルを嫌うが、魔法がとけて王子さまに戻ると喜んで結婚した。蛙化現象はそれを逆転させている。
調査ではまず、付き合っている相手に対して、どんなときに蛙化現象を感じるかを聞いているが、回答をまとめると、品がない人や価値観が違う人は蛙にされやすいということ。面白いのは、男女とも3割を超えるもっとも多い答が「言葉の意味をそもそも知らない」だった。すでにこの言葉の人気が凋落していることが感じられる。
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