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キャリア・教育

2025.01.19 09:00

失職のピンチを「キャリアチェンジの好機」に変える方法

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昨年、多くの業界で数千人単位のリストラが行われ、多くの労働者が次の一手を考えている。もし解雇された場合、まずは同じような職種を探して大量の履歴書を送るのが自然な行動かもしれない。自分の仕事を心から好きで、正しい道を進んでいると感じるなら、それは賢明な選択だろう。しかし、仕事が憂うつだったり、長年起業を夢見ていたりするのであれば、今回の解雇はキャリアを変える絶好の機会かもしれない。

実のところ、キャリアチェンジは想像以上によくあることだ。クイーンズランド大学によれば、平均的な人は退職までに3~7回ほどキャリアを変えるという。Z世代では、その回数がさらに増える可能性が高い。人材リソース管理企業であるisolvedが委託した調査によると、Z世代の労働者のおよそ半数がキャリアチェンジを検討しているという。主な理由には、職場での対人関係の軋轢や精神的な疲労、同僚を助ける能力の限界などが挙げられる。

キャリアチェンジには大きな負担が伴うように見えるかもしれないが、短期的な犠牲を長期的なメリットが上回ることは多い。もし予想外の解雇を、意図的なキャリアチェンジへとつなげたいなら、以下のステップを検討するとよい。

1. 自分のお金周りを評価する

キャリアチェンジには時間がかかるため、最初に行うべきは財務状況の評価だ。支出、貯蓄、投資、他に収入源があればそれらをすべて書き出し、詳細な予算を作成してリソースを有効に配分する。少なくとも3~6カ月は生活できる緊急資金を確保したい。さらに安心感を得るためには、削減可能な不要な支出を特定しておくとよい。

2. セルフケアを実践する

解雇は、うつや不安といった精神的な影響をもたらすことがある。キャリアチェンジに向けて最善の状態を維持するためにも、セルフケアの時間を意識的に確保する必要がある。たとえば、毎日感謝の気持ちを振り返る習慣をつくることが考えられる。

感謝日記をつけたり、瞑想を取り入れたりするとよい。また、この移行期には日々のスケジュールにメリハリをつけ、生産性を保ちつつ疲弊しないようにする。よく言われる「求職活動はフルタイムの仕事」と考える必要は必ずしもない。
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翻訳=酒匂寛

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