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2025.01.16 11:30

「年収を1.5倍」にする2つの注目スキル、最新調査を交えて解説

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2023年12月に発表されたAWSのレポートは、その理由を説明するのに役立つ。複数の業界にまたがる米国の3297人の従業員と1340の組織を対象とした同調査によると、次のことが明らかになった。

・米国の組織のうち、推定92%が、2028年までに何らかのAIソリューションを使用する予定であると回答している

・企業によるAIソリューションの導入はすでに進んでおり、これが採用面でも大きな影響を与えている

・AIの恩恵を最も受けそうな部門は、IT部門(92%)、営業・マーケティング部門(85%)、人事部門(78%)である

・AIの導入によるメリットが大きいとして企業が注目している主な分野は、タスクの自動化、従業員教育、コミュニケーションの活性化、ワークフローの強化などである

・しかし、企業が求めるAIスキルと実際に従業員がもつAIスキルとの間にギャップがあり、それがAI人材に対する需要を増やし、給与を高騰させている。AIの導入は急速なペースで増えているが、それを実現するのに必要な専門家はなかなか見つからない。実際、3分の4の企業が、AI人材を確保することは優先事項ではあるが、必要な人材が見つからないと回答している

・マイクロソフトが発表した『Work Trend Index 2024』によると、企業は、経験は豊富だがAIのスキルを持たない人を雇うよりも、経験は浅いがAIのスキルを持つ人を雇いたいと考えている

「注目すべきは、企業はAI人材に対し、平均して47%通常よりも高い給与を支払う意思があり、そうした給与面での優遇はさまざまな部門に見られるということです。企業は、営業・マーケティング(43%増)、財務(42%)、事業運営(41%)、法務・規制・コンプライアンス(37%)、人事(35%)において、AIスキルを持つ人材に割高な給与を支払う意思があると回答しています」と同レポートには書かれている。

では、この調査結果を今年の学習やスキルアップに活かすにはどうすればよいだろうか? 今年の目標として給与を上げることを目指すのであれば、AIのスキル、特にプロンプトエンジニアリングや生成AIスキルの習得を優先しよう。知識を広げるために時間とお金を投資すれば、それが現在の職務に活かされ、昇進の可能性が上がるだけでなく、転職する際の選択肢も増える。

良いニュースは、少なくとも今のところ、そうした学習において経済的な面を心配する必要はないということだ。無料の(もしくは比較的安価な)AIスキルを学べる講座はたくさんあり、オンラインで自分のペースで学ぶことができる。また、あなたが勤める企業に頼んで、そうした学習を業務の一部に組み込んでもらうことも可能だろう。2025年は、将来のためのスキルを学び、給与を上げられる年にしよう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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