CourseraによるEメール調査によると、2024年には生成AIに関連した求人情報が4倍に増加する一方、求職中でない社会人の約50%がAI関連のスキルアップがもたらす価値を認識している。
実際、グーグルが提供する
AI Essentialsコースは、Courseraで今年最も人気のあったコースであり、AIがいかに私たちの職場や生活に不可欠なものになっているかを示している。
2025年を見据えて、Courseraは2025年に最も急成長する2つのスキルを予測している。
1. プロンプトエンジニアリングマッキンゼー・アンド・カンパニーは、このスキルを「最適なアウトプットを生み出すAIツールのインプットを設計する実践的スキル」と評価する。
2. 生成AIスキル生成AIツールを実際のアプリケーションに適用する能力。
この結論は、2023年と2024年におけるCourseraのコース登録データを集計し、これをもとに同社が新年のトレンドを予測したものだ。
ここで重要なのは、この2つのスキルがともにAIに関連したスキルであることである。また、Indeedの調査によれば、この2つのスキルを習得することによって年収が47%もアップする可能性があるという(生成AIのスキルを持つ人の平均年収は約2758万円だ)。
つまり、現在の仕事で8万ドル(約1300万円)を稼いでいた場合、生成AIスキルやプロンプト・エンジニアリングのようなスキルを身につけることで、年収が11万7600ドル(約1856万円)へとアップする可能性がある、ということだ。
昇給率としては大きな変化だ。しかし、なぜ雇用主はAIスキルを持つ人に特別な報酬を払いたがるのだろうか?