これはウクライナ軍にとって、偵察部隊、砲兵、空中火力、工兵によって支援され、歩兵部隊と機械化部隊が連携して行動した典型的な諸兵科連合戦闘だった。
この戦闘は同時に、米国がこれまでに300両超供与したM2のきわめて高い有効性をあらためて証明した。M2は2023年初め以来、ウクライナやロシア西部で繰り広げられてきた最も激しい戦いのほとんどに参加しているが、まだ大半が残っている。
ウクライナにとって憂慮すべきことがあるとすれば、ブラッドレーがこれ以上は入手できないかもしれないことだ。来月就任するドナルド・トランプ次期米大統領はウクライナへの援助を、よくても縮小する考えをちらつかせている。最悪の場合、打ち切るおそれがある。
後者になれば、ウクライナはこれまでに供与されたM2でやりくりせざるを得なくなる。もしかすると、戦争が続く間ずっとそうなるかもしれない。
(forbes.com 原文)