一例を挙げれば、陸軍の第72独立機械化旅団はドネツク州の要塞都市ブフレダルで2年にわたり、大きな増援も受けず持ちこたえていたが、10月1日についに撤退に追い込まれた時点では兵力が当初の数分の1に減っていた。350人規模のある旅団は、わずか30人しか残っていなかったという。
双方とも人的資源の消耗が進んでいる。この消耗戦に投じられた個々の兵士は、悪夢のような非人間的な経験をすることもある。クルスク州でBTRの災難をかろうじて生き延びたロシア兵は「自分たちは肉弾として送り出されました」と語っている。
(forbes.com 原文)