欧州

2024.11.01 09:30

至近距離で戦車に砲撃された車両から奇跡の生還 19歳ロシア兵「肉弾にされた」

ロシア軍のBTR-82A装甲兵員輸送車。2017年8月、ロシア西部モスクワ州アラビノの演習場(Andrey 69 / Shutterstock.com)

ロシア軍のマンパワー問題も深刻だが、ウクライナ軍のマンパワー問題はそれ以上に深刻だ(編集注:これに関連しウクライナ当局者は10月29日、16万人を追加動員する方針を明らかにしている)。
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一例を挙げれば、陸軍の第72独立機械化旅団はドネツク州の要塞都市ブフレダルで2年にわたり、大きな増援も受けず持ちこたえていたが、10月1日についに撤退に追い込まれた時点では兵力が当初の数分の1に減っていた。350人規模のある旅団は、わずか30人しか残っていなかったという。

双方とも人的資源の消耗が進んでいる。この消耗戦に投じられた個々の兵士は、悪夢のような非人間的な経験をすることもある。クルスク州でBTRの災難をかろうじて生き延びたロシア兵は「自分たちは肉弾として送り出されました」と語っている。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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