直近では、映画『アバター』シリーズなどで有名な巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、生成AI企業の英Stability AIの役員に就任することが発表され、映画ファンたちの失望の声がネット上にあふれた。
Cameron joining the company that is currently being sued by industry artists for potential copyright infringement amongst a litany of other issues, has to be one of the top 10 most ill-advised choices ever made in the entertainment business.
— Karla Ortiz (@kortizart) September 24, 2024
Up there with Quiby 🙈 https://t.co/FFdYH3wnbz
キャメロンは声明で「これまでのキャリアを通じて、可能性の限界を押し広げる新技術を探し求めてきた。すべては、すばらしい物語を伝えるためだ」と説明。「私は30年以上前にはCGIの最前線にいて、それ以来ずっと最先端を走り続けてきた。今や、生成AIとCGI画像生成の交差点が次の波なのだ」と述べた。
環境保護論者として知られ、AIに関する教訓をテーマにした映画『ターミネーター』の制作者でもあるキャメロンが、シリコンバレーの側に立ったという皮肉を指摘する声もある。
The avarice of success is a path that so easily leads to unbound ignorance that you could, say, create THE TERMINATOR franchise and then, decades later, join an AI firm with the active intention of disempowering creatives from achieving the success you’ve hoarded for yourself. https://t.co/tQOL37lQPT
— 𝔇, Hunter of the Dead 🌙✨ (@dekubrush) September 24, 2024
キャメロンの役員就任が発表された後も、デル・トロは変わらず気炎を吐いている。英夕刊紙イブニング・スタンダードが約10年前に亡くなった著名な美術評論家ブライアン・シューウェルの論評を生成AIで復活させようとしているとの報道について、X(旧ツイッター)で「不快だ」と一蹴してのけた。
Repugnant. https://t.co/bFt7A4LDos
— Guillermo del Toro (@RealGDT) September 24, 2024