サイエンス

2024.08.14 17:00

幼少期からタブレットを使い「怒りっぽくなる」子どもたち、研究結果

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今回の研究では、子どもたちがタブレットを使用しているかどうかに着目したにすぎず、今後の研究では、子どもがどのようにタブレットを使っているかを調べることが重要だと研究者らは指摘している。例えば、読書のような能動的な使用と、動画鑑賞のような受動的な使用は異なると考えられ、タブレット使用中の親の関わりの程度、例えば、いっしょにタブレットを使用するのか、それとも子どもだけで使用させるのかなどを把握することが欠かせないとしている。
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親といっしょにタブレットを適切に使用した場合、子どもが感情を認識して対応することで、かんしゃくを頻繁に起こすのではなく、行動を改善するのに役立つ可能性があることが示されているとも指摘している。

スマホやタブレットなどのモバイル端末が、子どもと子どもの発達に悪影響を及ぼしていることを示唆する研究は増えている。例えば、かんしゃくを起こした子どもをなだめるためにスマホやタブレットを渡すと、感情を制御する能力が損なわれる可能性があることや、モバイル端末の使用が重要な言語能力や社会性の発達に悪影響を及ぼすことを示唆する研究結果がある。

モバイル端末の問題は幼児にとどまらない。スマホが授業の妨げになっていると警鐘を鳴らす教師が相次いでいるため、米国では多くの高校がスマホ禁止に動いている。子どもたちがオンラインで閲覧するコンテンツの種類についても大きな問題になっており、議員らは子どもたちのメンタルヘルスを向上させるために、若いユーザーのオンライン、特にソーシャルメディアの活用に規制を設けることを検討するようになっている。
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米国勢調査局のデータによると、子どものいる世帯の80%がタブレット端末を所有している。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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