高級ヴィラの宿泊プランを提供するオリバーズ・トラベルは、これらの建築や所在地の詳細をすべて考慮に入れ、世界中にある数多くの城(ドイツだけで2万5000もの城や宮殿がある)の中から最もすてきな「絵本に出てくるような城」のランキングを作成した。
「子どもだった頃、おとぎ話は私たちの想像力を捕らえてきました。そして大人になっても、城や宮殿を探索することで、その魅力に再び浸ることができるのです」とオリバーズ・トラベルの共同設立者であるオリバー・ベルは語っている。同社は200もの城やシャトーのレンタルを仲介している。
完璧な城は、畏敬の念を起こさせる建築と、絵本のおとぎ話に出てくるような風変わりな要素を兼ね備え、ノスタルジックな体験を創出するものだとベルはいう。「訪れた人は、精緻に造られた小塔や、細部まで装飾が施された門構え、曲がりくねった小道に感嘆し、まるで自分がお気に入りのおとぎ話の主人公になったような気分になれます」
理想を言えば、険しい丘の斜面や人目につかない島など、特別な場所に建っている最高の城であれば、驚異の念や空想的な感動がさらに高まると、ベルは述べている。おとぎ話から出てきたような城の多くは一般に公開されており、見学や訪問、写真撮影をすることが可能だ。
「おとぎ話に出てくるような城」のリストを作成するために、オリバーズ・トラベルのチームは民間伝承に登場する城や宮殿に多く見られる共通の要素を考慮に入れることにした。その結果、5つの城が「高く尖った小塔」「非対称の正面外観」「魅惑的な築造場所」の項目で満点を獲得した。
オリバーズ・トラベルが選んだ「世界で最もおとぎ話に出てきそうな城」トップ5は以下のとおり。