2024.07.25 11:30

「絵本に出てくるような城」トップ5 ディズニーのモデルになった城も

モン・サン=ミッシェル(フランス)

フランス・ノルマンディー地域圏マンシュ県のモン・サン・ミッシェルとその湾はユネスコ世界遺産に登録されている。干潮時のモン・サン・ミッシェル修道院を空撮した写真。(Shutterstock)

フランス・ノルマンディー地域圏マンシュ県のモン・サン=ミッシェルとその湾はユネスコ世界遺産に登録されている。干潮時のモン・サン=ミッシェル修道院を空撮した写真(Shutterstock)

モン・サン=ミッシェルは「おとぎ話に出てくる城の完璧な例」であるとベルはいう。ノルマンディとブルターニュとの境に近い湾にあり、干潟に囲まれている。かつてキリスト教徒の巡礼地だったこの聖なる島とその湾はユネスコ世界遺産に登録されている。

「満潮時に海に囲まれると、その雰囲気は魔術的でもあり、神秘的でもある」と、ベルは語ってる。

モン・サン=ミッシェルは、ディズニーの『塔の上のラプンツェル』に登場する城のモデルになったという説もある。

ホーエンツォレルン城(ドイツ)

ドイツ「黒い森」山岳地帯の霧に包まれたホーエンツォレルン城。(Shutterstock)

ドイツ「黒い森」山岳地帯の霧に包まれたホーエンツォレルン城(Shutterstock)

しばしば「天空の城」と称されるホーエンツォレルン城は、高い山の上に建っているため、黒い森(シュヴァルツヴァルト)山岳地帯の霧に包まれる。そんな時には、まさに典型的な「おとぎ話の城」になると、ベルはいう。

ドイツ・シュヴァーベン地方にあるこの城も、欧州を旅行する人の目的地として人気がある城の1つだ。その城塞の壁の内側を見るために毎年30万人が訪れる。『ブリタニカ百科事典』によれば、広間の床から天井まで広がる壁画には、欧州の最も強力な支配者一族の家系が描かれているという。

リヒテンシュタイン城(ドイツ)

ドイツ・シュヴァーベンジュラ山脈に建つリヒテンシュタイン城。(Shutterstock)

ドイツ・シュヴァーベンジュラ山脈に建つリヒテンシュタイン城(Shutterstock)

ドイツ南西部の断崖絶壁にそびえ立つネオ・ゴシック様式のリヒテンシュタイン城は19世紀に建てられた。その特徴であるアーチ型の門、細い尖塔、華麗な装飾は「おとぎ話に出てくる城」の特質であるとベルはいう。

「その不安定でドラマチックな建ち方が、物語の世界にあるような感覚をさらに高めている」とベルは述べている。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事