海外

2024.07.22 10:00

「自動航行する軍用ドローン艦」にアンドリーセン・ホロウィッツが投資

(C)SARONIC

しかし、このような投資家による熱狂の一方で、防衛テック企業に対する政府の見方は冷ややかだ。シリコンバレーの同分野の企業100社は、累計540億ドルを調達したが、政府からの調達はその半分で、政府の資金の大部分はイーロン・マスクのスペースXに向けられていた。

中国の軍事的脅威に対抗

それでも、サロニックが構築しているような武器を搭載できる自律軍事システムは、シリコンバレーの投資家や国防総省の関係者の注目を集めている。国防総省は4月、中国の軍事的脅威に対抗するために数千のドローンと低コストの自律システムを調達するためのReplicatorと呼ばれるプログラム向けの最初の資金として5億ドルを確保したと発表した。このプログラムには、100社以上の申請があり、国防総省は今夏にプロトタイプの契約を開始する予定という。
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マブローカスは、サロニックがいくつかの契約を獲得したと述べたが、顧客や収益については明かさなかった。また、彼らがReplicatorの契約を目指しているかどうかについても言及を避けたが、このプログラムは「まさに我々が話していたことの完璧な例だ」と語った。

サロニックは、人間のオペレーターの制御なしで自律的にミッションを遂行する全長約2メートルのSpyglassと約4メートルのCutlassという2つのプロトタイプを開発した。両モデルは最近の海軍演習で展示され、同社はその能力が実証されたと述べている。

今回調達した資金は、サロニックが急速に規模を拡大するのに役立つとマブローカスは語り、2024年末までに従業員数を200人以上にし、オースティンの製造施設を拡大する予定だと述べた。「当社のテクノロジーは、戦場の自律性へのシフトを示すもので、米国が世界で最も強力な軍隊を持ち続けることを確実にする」と彼は語った。
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forbes.com 原文

編集=上田裕資

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