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2024.07.16 12:30

アップル株がまたも新高値、アナリストは791兆円の時価総額を予測

Sean Gallup/Getty Images

エリック・ウッドリング率いるモルガン・スタンレーのグループは、アップルを米国ITハードウェア部門で最も好ましい銘柄に選び、目標株価を213ドルから273ドルに引き上げた。これは16%の上昇余地と4兆2000億ドル(約664兆1000億円)の時価総額を示唆している。

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モルガン・スタンレーも同様に、「差し迫った」iPhoneのアップグレードサイクルに対する期待を高め、2025年度と2026年度に約4億9800万台の新型iPhoneが販売され、その期間におけるiPhone関連の収益が4880億ドル(約77兆1800億円)に達すると予測している。これは、2023年度と9月に終了する2024年度で予想される3990億ドル(約63兆1200億円)から22%増加している。

「アップルの40年の歴史の中で、iPhoneのインストールベースがこれほど大きく(13億台以上)、交換サイクルがこれほど延びて(4.8年)、新技術がこれほど少ない割合のユーザー(iPhone/iPadのインストールベースの8%)に限定されていたことはこれまでありませんでした」とウッドリングは述べた。

長年の憶測を経て、アップルは6月10日に独自AIのApple Intelligenceを発表した。これにはiOSと人気チャットボットのChatGPTとの連携が含まれており、9月の正式リリースが予定されている。アップル株はこの発表以来20%以上上昇しており、S&P500の5%の上昇を上回っている。これは、投資家からの同社のAIビジョンに対する期待の高まりによるもので、それまではAI競争で遅れていると見られていた。過去10年間ほとんどの期間、世界最大の企業であったアップルは、1月から6月まではその座を失っていたが、先月マイクロソフトを抜いて再び世界最大の企業となった。
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ただアップルの8月1日に予定されている次の決算ではiPhone関連の売上が回復する可能性は低いだろう。ファクトセットによると、アナリストの予測ではiPhoneの販売金額は2020年の9月期以来最も低く、387億ドル(約6兆1300億円)と予測されている。しかし、今年のホリデーシーズンには記録的な724億ドル(約11兆4600億円)が予測されている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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