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2024.07.04 11:00

【米国株ウォッチ】AI時代に乗り遅れた感のあるインテル、巻き返しなるか?

そうした背景などもあり、インテルの株価は、2021年1月初旬につけた50ドル台から、現在の30ドル前後の水準まで、約40%の急落に見舞われている。一方、S&P500種株価指数は同期間において約45%ほど上昇した。

業績には回復の兆しも

しかし、より近い将来について考えると、インテルはパンデミックで落ち込んだPC市場の回復により恩恵を受けると思われる。調査会社のIDCによれば、今年のPC出荷台数は昨年にくらべ2%程度増加すると見込まれている。現在、PCベンダー各社は2023年の前半に積み上がった在庫の販売に注力しており、その在庫の補充が進むことにより、インテルには追い風が吹くことになるだろう。インテルはまた、プライベート・エクイティ会社からの関心も集めている。同社は6月、アイルランドにある半導体製造工場の建設にかかる110億ドル(約1兆7800億円)の資金提供について、アポロ・グローバル・マネジメントと合意したと発表した。このような取引により、同社はファウンドリー事業の生産能力拡大にかかるリスクを軽減することができる。


また、現在のインテルの株価は妥当な水準だと私たちは考える。同株は、2024年の予想利益の約28倍、2025年の予想利益の約16倍で取引されている。私たちはインテルの目標株価を41ドルとしており、これは現在の株価よりも30%ほど高い水準だ。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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