フォーブスが公開する『Real-Time Billionaires List(リアルタイム・ビリオネアリスト)』によると、ベゾスの純資産は米国時間6月10日の午後4時現在、約2043億ドル(約32兆1000億円)であり、1日で約24億ドル(約3775億円)もの上昇となった。
ルイ・ヴィトンやセフォラといった高級ファッション・化粧品ブランドを擁するLVMHを率いるアルノーの純資産は、米国時間6月10日の午後4時現在、前日比で43億ドル(約6763億円)減の2039億ドル(約32兆円)で、僅差ながらベゾスに次ぐ世界3位となっている。
LVMHの株価は米国時間6月10日の終値で2.21%下落した一方、アマゾンの株価は1.5%上昇し、ベゾスの純資産もそれに応じてわずかに増加した。ただ、ベゾスとアルノーの順位は、6月10日の取引時間中だけで4回も入れ替わった。
世界で最も裕福な人物は、依然としてテスラCEOのイーロン・マスクで、フォーブスは彼の純資産を2078億ドル(約32兆6000億円)と推定している。
億万長者番付のトップは、ここ数週間で何度も入れ替わった。ベゾスがアルノーを抜く前は、マスクとアルノーが世界一の富豪の座を争っていた。アマゾンの株価は過去3カ月で6%以上上昇しているが、テスラは同期間で0.39%しか上昇しておらず、LVMHは12.99%下落している。今年、テスラの株価は苦戦しており、それに応じてマスクの純資産額も変動している。しかし、6月13日に開かれるテスラ株主総会の決議で、マスクに対する500億ドル(約7兆8000億円)もの報酬パッケージが復活することになれば、マスクがこのまま首位の座を守り切る可能性もある。
(forbes.com原文)