ChatGPTとの連携は、より高いレベルの課題を扱うが、アップルが「Apple Intelligence(アップル・インテリジェンス)と呼ぶものは、より多くのタスクに利用できるようになる。興味深いことに、Apple Intelligenceは、デバイス内で動くローカルなAIモデルとデバイスに搭載されたチップを使用し、デバイス上で機能するため、多くのクラウドベースのAIよりも高いレベルのプライバシーを提供できる。
ただし、Apple Intelligenceが利用できるのは、特定のデバイスとiOS、iPadOS、macOSの特定のバージョンに限定される可能性がある。アップルはiPhone 15 Pro以降のiPhone、 M1以上のプロセッサを搭載したiPad Pro、iPad Air、Macで利用できると述べている。それらの高い計算能力が、このような集中的なAIの運用には必要とされるからだろう。
この数週間、アップルがOpenAIと提携するという噂がリークされるにつれて、アップルはAIをすべて外部の企業に委託しているのではないかと疑う声が上がった。だが、明らかにそうではない。アップルは重要な任務にOpenAIを利用しているが、それは自社のAIアシスタントであるSiriを介して実行される。また、Apple Intelligenceは他の多くの機能を実行してChatGPTを補完することになる。
そして最後に、これは最も重要なことだが、アップルは本質的にOpenAIをプラグインとして扱っている。同社によれば、将来的には他のAIモデルも利用可能になり、ユーザーが利用するAIを選択できるようになる予定だという。
つまり、将来、ChatGPTを超えるAIモデルが開発されたら簡単に追加できるということであり、最終的にApple Intelligenceの性能が十分高いレベルに成長すれば、アップルは外部企業のソースを完全に排除することも可能であるということだ。
(forbes.com 原文)