北米

2024.05.26 17:00

求人数の急増から見る米国の「深刻な医師不足」

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米ハイテク業界では名の知れた企業によるレイオフが定期的に続き、ニュースになっている。だが全体的に雇用は好調だ。体験やサービスなどへの消費支出に対応する、多くの非テック系のサービス部門が牽引している。

ハイテク業界の雇用の停滞は目立つが、それは労働市場全体を代表するものではない。求人情報のIndeed(インディード)のHiring Lab(ハイアリング・ラボ)によると、ハイテクやホワイトカラーの専門職は労働市場全体のごく一部を占めるにすぎないが、社会への影響は極めて大きいためレイオフの発表は毎回大きな反響を呼ぶ。

Indeedが追跡している47業種中39業種(83%)の大半、特に対人サービス職の採用意欲はパンデミック前の水準と比べて依然旺盛だ。

Indeedの求人動向

今年2月時点でのソフトウェア開発などハイテク関連部門の求人は、パンデミック時のピークから大幅に減少し、パンデミック前と比較して25%減少している一方で、他の多くの部門の求人は以前より大幅に増えている。

興味深いことに、最も求人が増えた部門は医師・外科医(102%増)、保育(80%増)、美容・健康(67%増)だ。これは対面サービスに引き続き需要があることを反映している。
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翻訳=溝口慈子

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