欧州宇宙機関(ESA)によると、第一の期待は、今後10年にわたって金星を調査する予定の探査機群だ。この中には、ESAのエンビジョン周回機、NASAのベリタス周回機とダビンチ・プローブ(降下機)、インドのシュクラヤーン周回機が含まれている。
今後予定されているこれらのミッションは、金星を研究の優先課題にするために次に取るべき最善の手段となる。
![金星の濃密な二酸化炭素の大気の中を降下しているダビンチ・プローブを描いた想像図(NASA’s Goddard Space Flight Center)](https://images.forbesjapan.com/media/article/70735/images/editor/728e6964948b02af323a28b7c1876a506d4ed8f9.jpg?w=1200)
だが金星はかつて地球に似ていたのか?
答えがイエスであれノーであれ、この謎の解明は大掛かりなものになると、バーンは指摘する。そしてこれは、地球に関する理解を向上させる助けになるに違いない。
金星がいつ、なぜ、どのようにして地球と異なる運命をたどることになったかを明らかにすることで、地球が誕生してから現在までのほぼ全期間にわたって生命存在可能な状態をいかにして維持してきたかについて知ることができると、バーンは話している。
(forbes.com 原文)