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2024.03.22 11:30

大谷翔平の元通訳、水原一平の解雇をめぐる「最大の謎」

ドジャースは20日の声明で水原を解雇したことを認め、情報収集にあたっていると述べたが、それ以上の詳細を語らなかった。フォーブスは、ドジャースと水原にコメントを求めている。

水原と大谷選手の親密な関係

水原は、ボストン・レッドソックスで岡島秀樹投手の通訳を務めた後の2013年に日本に渡った。大谷選手と水原の関係は、大谷選手が日本のプロ野球リーグでプレーしていた頃にさかのぼる。水原は2013年から日本のリーグで英語を話す選手の通訳として働き始めたが、大谷選手は2018年にロサンゼルス・エンゼルスと契約した際に、水原に米国での通訳を頼んだ。2人の関係は時に仕事と交友関係の境界を曖昧にしており、2021年のMLBオールスターゲームで行われたホームランダービーの際には、水原が大谷選手の捕手を務めたほどだった。

米国ではスポーツ賭博の人気が高まっており、連邦最高裁が2018年にスポーツ賭博を規制する連邦法を違憲と判断して以来、ほぼ40州で合法化されている。直近では、ノースカロライナ州が、今月11日にオンラインスポーツ賭博を合法化した。

合法的なスポーツ賭博の台頭は、チームやアスリート、リーグ、ブックメーカーらの間のあらゆるつながりに新たな監視の目を向けている。今から数十年前に、プロスポーツリーグは賭博スキャンダルに悩まされたことがあった。広く知られたものとしては、1919年のワールドシリーズで、ホワイトソックスの選手8名が、八百長に関与したとして刑事告訴され、球界から永久追放された「ブラックソックス事件」が挙げられる。
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MLB、大谷選手にも正式調査 水原元通訳の賭博疑惑で

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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