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2024.03.23 10:45

MLB、大谷選手にも正式調査 水原元通訳の賭博疑惑で

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米メジャーリーグ(MLB)は米国時間3月22日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平が違法賭博に関与した疑いに端を発する問題について、正式な調査を行うと発表した。水原は大谷選手から「巨額の窃盗」を行ったとの疑いがもたれており、ドジャースに解雇されている

MLBは短い声明で、疑惑が報じられてから情報収集を続けていると述べ、正式な調査に発展させることを明らかにした。MLBの担当部署が調査を行うという。

この件では、水原がスポーツ賭博のために大谷選手の金を盗んだと同選手の代理人が告発。疑惑を受けてドジャースは水原を解雇した。大谷選手らが住むカリフォルニア州ではスポーツ賭博は違法。

大谷選手は3カ月前にドジャースと、MLB史上最高額となる10年総額7億ドル(約1060億円)で契約を結んだ。

注目度の高い大谷選手が絡むスキャンダルの調査をMLBがどのように行うのかは不明。また、調査のスケジュールについても明らかにしていない。

水原は、連邦政府の捜査を受けているマシュー・ボーウィーと名乗るブックメーカーを通じて大谷選手の金で賭けを行ったとして告発された。

米スポーツ専門局ESPNによると、大谷選手の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)がこのブックメーカーに送金された。水原はギャンブルで窮地に陥ったとESPNに語ったという。

また、水原はESPNにギャンブルで400万ドル(約6億円)相当の借金を抱え、大谷選手はその借金の肩代わりに同意したと語ったが、後にその発言を撤回し、大谷選手はギャンブルによる借金のことを知らなかったと主張したという。
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forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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