2. 視点を変える
もう1つのアプローチは、ものの見方を変えることだ。自分の担当するプロジェクトがどれほど収益に貢献しているか認識しているだろうか。あなたの役割は何かしらのかたちで世界を良くしているだろうか? 日頃から感謝の気持ちを習慣づけるのもよいだろう。感謝を向けるべき仕事の側面に注目することで、ストレスを軽減し、前向きな感情を育むことができる。最後に、あなたにとって刺激となる同僚やメンターに情報交換のための面談を申し込もう。アドバイスを求めることで、サポートされているという実感を得たり、考え方を改めて、キャリアに関する次の一手を決断する助けとすることができる。3. 自分の価値観を見定める
仕事に意義を見出すには、自身の価値観や優先事項をよく考える必要がある。あなたにとって最も大事なことリストを作ろう。たとえば柔軟性、誠実さ、尊重などがその例だ。そして、あなた自身の価値観と企業の価値観が一致しているかを自問しよう。一致しない場合は、そのギャップの大きさを判断する。ギャップがささいなものであれば、あなたがコントロール可能な仕事の側面に着目してみよう。一致を強めるために変えられる要素がないか自分に問いかけてみるのだ。もし変えられる要素がない場合は、社内でよりフィットする別のポジションを探す。それでもギャップが大きすぎるのであれば、転職やキャリアチェンジを考え始めてもよいだろう。
4. 新しいスキルの習得
充実感に欠けるもう1つの理由は、停滞感を感じているからかもしれない。まずは明確な成長目標を掲げることから始めよう。所属企業がスキル研修を提供しているなら、積極的に利用しよう。どのようなコースがあり、どのコースがあなたのキャリアに役立つかを上司に相談しよう。社内で興味を持っている別の役職があれば、その仕事を体験する「ジョブシャドウイング」を考えてみよう。ジョブシャドウイングは新しいキャリアの可能性を探りつつ、実践的な知識を得るための効果的な方法だ。新しいスキルを身につけながらネットワークも拡げたいのなら、新たな業界団体に参加しよう。関わりを持つことで自身の能力をアピールするとともに、スキルセットの向上ができる。仕事に意義を見出せないと感じても、必ずしも転職計画を練る必要はない。視点を変え、優先順位を明確にし、成長マインドセットを採用することから始めよう。エネルギーを与えてくれるような活動に集中しよう。それらすべてで効果がなければ、新しいキャリアの可能性を探ってみてもよいだろう。私たちは人生の3分の1を仕事に費やす。だからこそ、信用され、評価され、意欲を湧かせてくれる仕事に就くに値するのだ。決して妥協してはならない。
(forbes.com 原文)