ゲームへのNFT導入はこれまでのところ概ね失敗に終わっており、主流タイトルで実現された例は少ない。暗号資産(仮想通貨)ゲームをめぐる懐疑論について、レイデンは次のように語っている。
「NFTをめぐる熱狂は、すでに大部分が消えた。今は暗号資産だ。しかし私たちは、それを可能にするテクノロジー(ブロックチェーン)に目を向けている。これは3~5年前には、手っ取り早い金儲けの方法だった。しかし、その基礎となるテクノロジーには、より大きな目的があるのではないだろうか? こうしたテクノロジーは、何らかの問題を解決しているのだろうか? 私はREADYggが、中古デジタルゲームの問題を解決できる可能性を考えている。そのゲームの価値を高めたすべての人、主に開発・販売企業が、そのIP(知的財産)の再販から報酬を得られる市場を作れるだろうかと」
私はこのアイデアについてあまり楽観的にはなれないが、PSが現在直面している課題についてのレイデンの意見は評価できる。小さな会社が収益モデルを変えてブロックチェーンゲームをたくさん作ることが、より広い予算と供給の問題の解決策になるとは思えない。ニッチ市場としては成り立つかもしれない。しかし、PSのゲームメーカーを含め、AAAタイトルを作る各社は、どこかの時点で新しい戦略を考え出す必要があるだろう。
(forbes.com 原文)